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飼い主の意識向上へ「マイニャンバー制度」 群馬・大泉町が2月から

毎日新聞 2024年12月23日 19時51分

 群馬県大泉町は2025年2月から猫の名前や飼い主の情報を町に登録できる「マイニャンバー制度」を導入する。制度を通して飼い猫と野良猫を区別し、飼い主に屋内飼育の徹底や動物愛護意識を高めてもらうのが目的だ。

 制度では、飼い主の個人情報のほか、猫の名前▽性別▽品種▽毛色などの特徴▽避妊去勢手術の有無――などを町に登録。適正な頭数の飼育や終生飼育などを約束する宣言書に署名すると、飼い猫の写真を加工した缶バッジ「マイニャンバッジ」が交付される。

 登録すると猫が迷子になった時、情報提供を呼びかける町のホームページ(HP)への掲載が早くできるメリットがあるという。申請は「猫の日」の2月22日から町のHPで開始し、窓口でも同25日から受け付け。登録料は無料とした。

 町は23日の定例記者会見で制度の導入を発表。県内で初めての試みという。ペット需要の高まりもあって、町には屋外に出た猫によるふん尿や悪臭などの苦情が年間10~15件寄せられており、町環境整備課の笠松弘美課長は「責任を持って愛猫を飼育する意識を広めたい」と話した。【湯浅聖一】

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