年末にかけて増える傾向にある飲酒運転の根絶を図ろうと、神奈川県警はSNS(ネット交流サービス)で動画を配信し、注意を呼び掛けている。動画には、26年ぶりに日本一に輝いた横浜DeNAベイスターズの三浦大輔監督が出演。「飲酒運転ダメ、絶対に!」とメッセージを送っている。
今年の県内での飲酒運転に関わる交通死亡事故は、15日現在で7件発生した。昨年の同じ時期は4件だった。12月は飲酒運転根絶強化月間に定められており、県警によると、年末の忘年会シーズンは、飲酒運転が多くなるという。
動画はユニホーム姿の三浦監督が「安全運転は一人一人の心がけが大切です。飲酒運転は絶対にやめましょう。ヨロシク!」と力強く締めくくる。
また自転車走行中に携帯電話を使用する「ながら運転」の厳罰化や、自転車の酒気帯び運転の罰則を新設した改正道路交通法が11月1日に施行された。県内では11月末までに、自転車の酒気帯び運転の疑いで摘発されたのは7件に上る。三浦監督は「自転車を乗るときは命を守るヘルメットをかぶり、交通ルールを守りましょう!」と注意を呼び掛けている。
県警交通総務課は「飲酒運転は絶対にしないでほしい。自転車の交通ルールもしっかり守って、安全運転をしてもらいたい」としている。【矢野大輝】