愛知県教育委員会は25日、万引きをした教諭2人をいずれも停職6月の懲戒処分とした。教員になって1年目と4年目の若手で、2人とも窃盗容疑で逮捕され、その後、起訴猶予処分となった。2人は事件後から療養休暇をとっている。
小牧市立桃陵中の男性教諭(26)は7月15日、安城市と刈谷市の計2店でポケモンなどのトレーディングカード計1002枚(約39万円相当)を万引きした。教諭はこの日参加予定だったカードゲーム大会に渋滞のため間に合わず、「ストレスになった。衝動的に万引きをしてしまった」と県教委に話したという。
同市立小牧南小の女性教諭(23)は7月15日、ランニング中に立ち寄ったコンビニ4店で、飲料水やアイスクリームなど計12点(3761円相当)を次々と盗んだ。県教委に「体調が良くなく、正常な判断ができなかった」と話したという。
県教委はほかに、校長の許可なく成績データなどを記憶媒体に入れて校外に持ち出し、紛失したとして、刈谷市立中学の女性教諭(48)を戒告の懲戒処分とした。【荒川基従】