クリスマスの25日、日本航空のスタッフが関西国際空港でハンドベルを演奏したり、サンタクロースの衣装を着て出発する機体を見送ったりして旅客を楽しませた。
搭乗口にスタッフ8人が立ち、ハンドベルで「きよしこの夜」や「ジングルベル」などを演奏し、美しい音色を響かせた。演奏を終えると、旅客に菓子を配り、「思い出に残るクリスマスに」などの手書きのメッセージカードを添えた。
駐機場では、航空貨物を入れたコンテナを運ぶ特殊車両にトナカイの角や鼻の飾りをつけ、サンタや雪だるまの衣装を着たスタッフが運転して航空機の近くを回った。札幌行きや沖縄・石垣島行きの便が出発すると、手を振って見送った。
家族3人で石垣島へ行く茨木市の主婦、山本亜季さん(49)は「クリスマスの雰囲気を感じる。旅行がプレゼントです」と喜んでいた。【中村宰和】