鹿児島県薩摩川内市のJR鹿児島線・川内駅構内で貨物列車が脱線した事故で、JR九州は25日、不通となっている川内―隈之城間の運行を31日夕方ごろから再開すると発表した。線路の補修など復旧作業完了のめどが立ったためだという。一方、事故の原因は特定できておらず、国の運輸安全委員会が調査を続ける。
事故は12日午前3時5分ごろに発生。川内駅構内を走行していたJR貨物の熊本発鹿児島貨物ターミナル行き貨物列車(12両編成)の1~3両目が脱線した。けが人はいなかった。
JR九州によると、事故の影響で12日は65本、13日以降は平日で53本、休日で52本が運休していた。31日は試運転で安全性を確認した上で再開するという。
再開に伴い、九州新幹線による振り替え輸送は31日までで終了する。【池田真由香】