餌付けされた野生のニホンザルを間近で観察できる兵庫県洲本市の淡路島モンキーセンターで25日、2025年の干支(えと)の「巳(み)」にちなみ、人文字ならぬ猿文字が完成した。
近くの山には350匹が生息しているとされ、日中はセンターの餌場付近に滞在し、夕方になると山奥に帰っていく。センターによると、ここの群れは他地域の野生猿と比べて性格が穏やかだという。
センター長の延原利和さん(69)が「巳」の形に沿って大豆を交ぜた麦の餌をまくと、待っていた猿たちが次々と集まって身を寄せ合い、文字を形作った。【入江直樹】