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「山本山のおばあちゃん」12月にナマズ狩り、あまりの大きさに…

毎日新聞 2024年12月26日 7時30分

 滋賀県北部、長浜市の山本山に飛来し、1998年1月から毎年越冬するのが確認されている1羽の雌のオオワシ。琵琶湖に臨む山の名と長寿にちなんで「山本山のおばあちゃん」と呼ばれ、一目見ようとカメラを手に連日多くのファンが訪れる。

 お目当ての一つが、湖面に急降下して獲物を捕る様子を撮影すること。琵琶湖での獲物はブラックバスやフナが多いが、12月に珍しくナマズを捕る場面があった。長年観察を続ける湖北野鳥センターに聞くと、把握している限り「過去2回しかない」という。

 ただ、あまりの大きさに、20メートルほど懸命に運んだ末、落としてしまった。湖岸のファンから大きなため息が聞こえた。

 25日には普段よく止まる木よりずっと山すそにある木から飛び出し、湖岸近く、肉眼でもはっきり見える位置で狩りをした。撮影に成功したカメラマンは「おばあちゃんからのクリスマスプレゼント」と喜んでいた。

【長谷川隆広】

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