林芳正官房長官は26日の記者会見で、沖縄県・与那国島南方の日本の排他的経済水域(EEZ)内で、新たに中国が設置したとみられるブイが見つかったと明らかにした。海上保安庁が発見し、付近を航行する船舶に注意を促すため24日に航行警報を出した。
中国はすでに東シナ海の日本のEEZにブイを設置し、日本は即時撤去を求めてきた。林氏は「今般、本件ブイが確認されたことは極めて遺憾だ。中国側に対しては、日本のEEZに設置されているブイの即時撤去をあらゆるレベルで求めていく」と述べた。
25日に北京で行われた日中外相会談でも岩屋毅外相が王毅外相に対し、懸念を表明しブイの即時撤去を求めた。【鈴木悟】