年末年始を古里などで過ごす人たちの帰省ラッシュが28日、ピークを迎えた。駅や空港はスーツケースや土産物を手にした家族連れなどで混み合い、JR博多駅(福岡市)は帰省客や出迎えの家族らで混雑した。
山口市から帰省した会社員、亀沢啓助さん(35)は「実家や親戚の家を回ってのんびりしたい」と笑顔。福岡県飯塚市に単身赴任し、香川県から来る妻と娘を改札口で待っていた会社員男性(44)は「久しぶりに家族と一緒に楽しく過ごしたい」と期待を口にした。
山陽新幹線は、午前7時前に岡山―相生間の沿線近くであった火災の影響で約1時間運転を見合わせるなど、ダイヤが乱れるトラブルもあった。
JR西日本によると、28日は博多駅発着の新幹線は上下線ともに全席ほぼ満席だった。Uターンのピークは1月4日の見込み。【森永亨】