国内最高齢になった岐阜県土岐市の林おかぎさん(115)は、今も食欲旺盛で入居する介護施設で昨年開かれたクリスマス会ではサンタの帽子をかぶってケーキを食べた。
林さんには子が9人(7男2女、長男と次男は故人)おり、孫は22人、ひ孫が36人、やしゃごは12人。七男の稔さん(78)は毎日新聞の取材に「コロナやインフルエンザの予防のため、昨年11月以来会いに行けていないが、元気でいるようなので何より」と話した。
林さんは1909(明治42)年9月2日、土岐市妻木町で生まれた。現在は市内の介護施設で生活する。施設職員によると、起きている時間は短くなったが、食事や行事の際は車椅子で参加し、食事時には自らスプーンを持って食べる時もあるという。
兵庫県芦屋市の糸岡富子さん(116)が死去したことに伴い、林さんが国内最高齢になった。土岐市の加藤淳司市長は「国内最高齢者になられたことは大変喜ばしく、わが市の誇り。この喜ばしい出来事が地域全体の皆様の活力となり誰もが安心して長生きできるまちづくりの原動力となることを強く願っております」とコメントした。【梶原遊】