兵庫県姫路市の酒造会社「本田商店」が網干署の呼びかけに応じ、特殊詐欺防止や交通安全を呼び掛ける言葉と署のキャラクター「アーボレン」が印刷されたラベルを貼ったカップサイズの日本酒を10日から限定発売する。
ラベルは6種類で、一つ一つに「電子マネーの番号送れは詐欺」「STOP!飲酒運転」などの呼びかけと表情やポーズの異なるアーボレンが描かれる。
アーボレンは2021年、当時の署員が地元名産のレンコンをモチーフに考案。署の公式キャラクターとなったが、あまり活躍の場がなかった。24年9月、本田商店に啓発活動への協力を相談。本田龍祐社長が「カップ酒のラベルにすれば手軽に手にとってもらえるのでは」と提案した。
同署は「飲み終わった後もペン立てなどとして目につく所に置いてもらえれば」と期待を寄せる。
「特別本醸造 アーボレン」は同署管内のスーパーなどで計1200本を販売。180ミリリットル入り269円。問い合わせは本田商店(079・273・0151)。【村元展也】