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森内九段ら大盤解説 各地イベント巡る「旅将」も満足 王将戦第1局

毎日新聞 2025年1月13日 15時29分

 藤井聡太王将(22)に永瀬拓矢九段(32)が挑戦するALSOK杯第74期王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)の第1局は13日、対局場の掛川城二の丸茶室に近い大日本報徳社大講堂で、森内俊之九段らが大盤解説をした。次の一手を参加者と予想して会場を盛り上げ、AI(人工知能)が予測する手も紹介した。対局場に向かう藤井王将、永瀬九段それぞれの雰囲気を紹介してファンを楽しませた。

 神谷広志八段は大盤解説会の参加者に、2日制のタイトル戦で1日目の最後に次の手を書いて封筒に入れておく「封じ手」について説明。過去の名勝負での封じ手を巡る物語や豪雨災害時にチャリティーオークションで封じ手が高額で落札された例を披露した。

 新潟県長岡市から参加した70代の女性は各地の将棋イベントを目的に旅行する「旅将」。「同じ趣味の人たちと友だちになれて楽しい。藤井王将は勝ち負けよりも良い将棋をすることを追究していると聞き、感心した。永瀬九段は集中して能力を発揮する。永瀬九段には永瀬九段の魅力がある」と話した。【山田英之】

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