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「力を合わせて、成功に導く」 万博前最後の参加国会議始まる

毎日新聞 2025年1月15日 11時53分

 2025年大阪・関西万博の参加国を集めた「国際参加者会議」(IPM)が15日、兵庫県姫路市内で始まった。IPMは16日までの2日間で、開幕(4月13日)前としては最後となる。参加国がパビリオンの出展内容をPRしたり、博覧会国際事務局(BIE)や日本国際博覧会協会(万博協会)が事務的な説明をしたりして、開幕に備える。

 万博には24年12月27日時点で158の国・地域と9国際機関が参加を表明しており、会議には各国の代表ら約600人が出席した。BIEのディミトリ・ケルケンツェス事務局長は、冒頭のあいさつで「私たちは今、準備の最終段階にあります。これから数週間、世界に対する私たちの約束を確実に果たす責任があります。すべてのものがシームレスに組み合わさるよう、誰もが確実に実行に移す時です」などと述べた。万博協会の十倉雅和会長(経団連会長)は「いのち輝く未来社会のデザインをともに考えるというチャレンジが、今年の春に実を結びます。他方で解決策を見いださなければならない課題は少なくありません。力を一つに合わせて、万博を成功に導きましょう」と呼びかけた。

 国際参加者会議はこれまで、23年11月に大阪市で、24年6月に奈良市で開かれている。【東久保逸夫、長沼辰哉】

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