2月2日の節分を前に、福岡市博多区の櫛田神社に15日、名物の「大お多福面」がお目見えした。1961年から毎年飾られ、お多福の開いた口をくぐってお参りをすると、商売繁盛や家内安全などの福が舞い込むとされる。設置は2月16日まで。
正面の楼門に取り付けたお多福は高さ5・3メートル、幅5メートル。早速写真を撮る人たちの姿があり、沖縄県宜野湾市から訪れた城間健男さん(56)は「大きいですね。九州で見るのもくぐるのも初めて。笑って過ごせる1年だったらいい」と幸せを祈っていた。
2月3日には節分大祭の豆まき神事がある。高山定史権祢宜(ごんねぎ)は「大お多福面をくぐって福を授かり、すがすがしい立春を迎えていただきたい」と話した。【山口響】