阪神大震災(1995年)の発生から30年を迎えた17日、発生時刻の午前5時46分から開かれている「1・17のつどい」の会場の東遊園地(神戸市中央区)には大勢の遺族らが来場した。突然失った大切な人らに思いを寄せた。
祖母と両親を震災で失った神戸市垂水区のケアマネジャー、竹中松恵さん(64)は「今日は(両親に)『子ども5人みんな元気にやってるよ』と伝えたかった」と話し、あの日から30年を「あまりにも早すぎた。両親の年齢を超えたので、こんな悩みがあったのかなと分かるようにもなった」と感慨深げに語った。【飯塚りりん】