福岡市動物園が2024年夏にミャンマーから受け入れたアジアゾウの雌「わかば」が17日、4歳の誕生日を迎えた。お祝いに駆け付けた地元の園児らが見守る中、大好物のリンゴやバナナで作られたケーキを鼻先で器用につかみ、ほおばっていた。
来園時は体重約1トンだったわかばはすくすくと育ち、約5カ月で200キロ増の約1・2トン(24年11月時点)に。好奇心旺盛で遊ぶのが大好きだといい、この日もエサが入った「フィーダー」と呼ばれる使用済みのガス管を頭上に持ち上げていた。
園によると、ゾウの一般公開が始まった24年12月の来園者数は約5万3000人(速報値)で前年度比1・5倍に増加した。園内では19日まで、わかばの誕生日を祝うメッセージボードを設置する。【竹林静】