和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」で17日、高畑勲・宮崎駿コンビの名作アニメーション「パンダコパンダ」(1972年公開)の世界を体感できる展覧会「いっしょにワクワクしよう!パンダコパンダ展」が始まった。ジャイアントパンダの日中共同繁殖研究30周年を記念した企画で、3月11日まで開催される。
パンダコパンダは、ジャイアントパンダのパパンダとパンちゃん親子や人間の少女のミミ子などが一緒に暮らす姿を描いた傑作ファンタジー。劇場公開から50年以上が経過したが、今なお根強い人気を誇っている。
展覧会では、劇中の背景やキャラクターの原案イラスト、劇場公開当時のチラシなどが展示されている他、アニメの1シーンに入り込んだようなフォトスポットもある。同様の展覧会が宮城県石巻市や岡山市でも開かれ、計約6万5000人のファンが訪れた。
また、園内のレストランで「パパンダのハンバーガー」や「パンダコパンダあったかココア」などのコラボメニューを提供。ギフトショップでは園内限定のコラボグッズを販売している。
一方、16日には展覧会の開催を記念し、劇中に登場する「ミミ子の特製 竹筒弁当」をモチーフにした竹筒のスペシャルプレートがジャイアントパンダの楓浜(フウヒン)(雌、4歳)に贈られた。
園の担当者は「さまざまな場所にいるパンダコパンダのキャラクターを見つけることも楽しんでもらえたら」と話した。【大澤孝二】