熊本市議会臨時会の本会議は17日、市役所本庁舎の建て替えの賛否を問う住民投票条例案を賛成8、反対37の賛成少数で否決した。
本会議後、大西一史市長は「反対の皆様にも理解いただけるよう引き続き説明していきたい」と述べた。
条例案は市民団体が1万8988筆の署名を集めて2024年12月、地方自治法に基づき直接請求したことで市が提出。14日には市議会総務委員会で否決されていた。
市民団体の西川文武代表は「悲観的にはなっていない。大西市長が市民の意見を全く聞かない市長だということが周知され、議会も機能していないことも広く世間に広まったと思う」と批判した。【野呂賢治】