全国の5動物園が参加する「カピバラの長風呂対決」が開かれ、各園代表のカピバラが入浴したタイムの長さを競った。埼玉県東松山市の県こども動物自然公園からは心音（雌、9歳）が出場したが、4分22秒で4位に終わった。
対決は11日に開催。同園のほか、伊豆シャボテン動物公園（静岡県伊東市）▽那須どうぶつ王国（栃木県那須町）▽長崎バイオパーク（長崎県西海市）▽いしかわ動物園（石川県能美市）――所属のカピバラが出場。長崎バイオパークのアオバは、設備故障のため棄権となった。
対決は午前11時から一斉スタートしたが、心音は、ひなたぼっこをするなどのんびりと過ごし、スタートから3時間後、ようやく打たせ湯の桶（おけ）風呂に入浴。身体の向きを変えながら温まっていたが、この日はポカポカ陽気で、4分22秒で入浴を終えた。
各園の中で、一番長くお風呂を堪能したのは、那須どうぶつ王国の「こはる」で、3時間50分59秒と断トツの記録。2位は伊豆シャボテン動物公園のトリュフで17分26秒、3位はいしかわ動物園のリンで14分51秒だった。
県こども動物自然公園の広報担当者は「お昼寝対決なら勝てたかもしれないのに」と残念がっていた。
対決の幹事園であるいしかわ動物園から参加賞として、石川県名産の金時芋とハッサクが贈られるといい、今後はハッサクを湯に浮かべる予定。【鷲頭彰子】