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一力本因坊「4タイトル防衛、大きな目標」 秀哉の墓前に決意新た

毎日新聞 2025年1月18日 17時44分

 囲碁の二十一世本因坊秀哉(しゅうさい)(1874~1940年)をしのぶ「秀哉忌」が命日の18日、東京都豊島区巣鴨の本妙寺で営まれた。昨年の本因坊決定戦五番勝負を制して2連覇を果たした一力遼本因坊(27)=棋聖・名人・天元=が祭主を務め、秀哉の流れをくむ大淵盛人九段や毎日新聞社、日本棋院の関係者らが参列。本堂で法要を行った後、墓前で手を合わせた。

 秀哉は世襲制最後の本因坊で、現在の実力制のタイトル戦の設立に尽力した。本妙寺には、四世道策以降の歴代本因坊らの墓所があり、秀哉もこの寺に葬られている。

 今期の本因坊戦で3連覇を目指す一力本因坊は「今年は本因坊を含めた四つのタイトル防衛が大きな目標としてある。自分が納得できるような碁を打ちたい」と話した。【武内亮】

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