大学入試センターによると、18、19日に実施された大学入学共通テストで4件の不正行為が確認された。いずれの受験者も全ての教科・科目の成績が無効となった。
北海道の試験会場では数学の試験時間中、受験生1人が机に公式を書き込んでいるのを複数の試験監督が確認した。大学入試センターはカンニングと判断した。
このほか、福井県と大阪府の試験会場では、試験終了の合図後もマークシートへの解答を続けた受験生がそれぞれ1人ずついた。高知県の試験会場では、英語リスニングの試験で受験生1人が、音声を聴くためのICプレーヤーを試験監督の合図がある前に再生させていた。
スマートフォンやスマートグラス(眼鏡型の電子機器)を使用した不正は現時点で確認されていないという。【斎藤文太郎】