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気温上昇がスリップ誘発か 北海道で事故相次ぐ 2人死亡、1人重体

毎日新聞 2025年1月20日 14時43分

 北海道内では20日早朝から交通事故が相次ぎ、2人が死亡、1人が意識不明の重体で病院に搬送された。一部の事故は気温上昇がスリップを誘発して起きた可能性もあり、道警は凍結路面での運転に注意を呼び掛けている。

 札幌市中央区南12西11の国道230号では午前6時ごろ、道路を横断していた60代とみられる男性がワゴン車にはねられ、搬送先の病院で死亡が確認された。札幌南署はワゴン車を運転していた60代男性を自動車運転処罰法違反(過失運転致死)容疑で逮捕した。

 室蘭市本輪西町5では午前6時半ごろ、ショベルカーが停車中の軽乗用車に衝突。付近にいた70代女性が軽乗用車の下敷きになり、搬送先の病院で死亡が確認された。女性は軽乗用車で新聞配達中で、降車した際に事故にあったとみられる。

 江別市西野幌では午前8時ごろ、軽乗用車と乗用車が正面衝突する事故があり、軽乗用車を運転していた女性が意識不明で病院に搬送された。

 道警によると室蘭市、江別市の事故現場周辺は路面が凍結しており、スリップが原因の可能性があるという。

 札幌管区気象台によると、道央地域を中心に19日午後から20日にかけて3月並の暖かさが続き、解けた雪が早朝までに凍結し、道路が滑りやすくなる危険性があるという。【後藤佳怜】

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