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初の女性棋士なるか 将棋・西山白玲の編入試験、22日最終第5局

毎日新聞 2025年1月21日 18時23分

 将棋の女流棋士、西山朋佳白玲(29)が挑戦している棋士編入試験の最終第5局が22日、大阪府高槻市の関西将棋会館で指される。対戦相手の試験官は柵木(ませぎ)幹太四段(26)。第4局を終わって2勝2敗の西山白玲が勝てば、将棋界で初めて女性の棋士誕生となる。対局は柵木四段の先手番で午前10時に始まり、同日夕に決着する見込み。

 現行の棋士編入試験は、アマチュアや女流棋士にプロ棋士への門戸を開く制度。公式戦で規定の成績を収めると受験資格が得られ、新人の四段棋士5人との対局で3勝すれば棋士(四段)になれる。これまで4人が受験し、今泉健司五段(51)ら3人が合格。女性では福間香奈清麗(32)が2022年に挑んだが、初戦から3連敗で終わった。

 西山白玲の編入試験は24年9月に始まり、第1局は勝利したものの、その後連敗して1勝2敗のカド番に追い込まれた。しかし、第4局を快勝して成績をタイに戻し、望みをつないだ。終局後、西山白玲は「次は大一番。泣いても笑っても最後だが、悔いのないよう挑みたい」と話していた。【新土居仁昌】

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