大学入試センターは22日、大学入学共通テストの平均点(中間集計)を発表した。現行の学習指導要領の内容に則して初めて実施された情報Ⅰは73・10。旧指導要領に基づく旧情報は74・08だった。得点調整の対象となる地理歴史、公民、数学、理科、情報の5教科のうち、新旧課程含め20点以上の差がついた科目はなく、調整は実施されない可能性が高い。
情報Ⅰをはじめ、現行指導要領に基づく「新課程」の科目を共通テストに導入したのは初めて。「旧課程」の科目も今回限りの経過措置として実施した。
得点調整の有無については24日、平均点の最終集計は2月6日に公表される。
主な科目の平均点は次の通り(満点は国語のみ200点、ほかは100点)。【斎藤文太郎】
【国語】
国語=126・13
【地理歴史】
地理総合、地理探究=59・68▽歴史総合、日本史探究=59・11▽歴史総合、世界史探究=68・35
【公民】
公共、倫理=61・46▽公共、政治・経済=65・69
【数学】
数学Ⅰ、A=56・66▽数学Ⅱ、B、C=56・69
【理科】
物理=60・93▽化学=47・69▽生物=54・04▽地学=43・61
【英語】
英語(リーディング)=59・65▽英語(リスニング)=62・91
【情報】
情報Ⅰ=73・10▽旧情報=74・08