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AI悪用で「エヴァ」ポスター作成、販売疑い 2人書類送検 神奈川

毎日新聞 2025年1月23日 21時10分

 生成AI(人工知能)のソフトを悪用して人気アニメ「エヴァンゲリオン」の劇場版や「遊戯王」のキャラクターのポスターを販売したなどとして、神奈川県大船署は23日、横浜市旭区の男性会社員(36)と滋賀県彦根市の自営業男性(40)を著作権法違反の疑いで書類送検した。AIを用いた同法違反事件の立件は県内初という。

 書類送検容疑は2024年1~4月、2人はそれぞれ「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の「式波・アスカ・ラングレー」らの姿を複製したポスターを販売した他、ポスターのデータを販売目的で所持し、制作会社の著作権を侵害したとしている。いずれも容疑を認めている。

 大船署によると、2人は画像生成AIのフリーソフトに指示し、胸などの体の一部を強調する作風に変えていたという。2人はポスターをインターネットのオークションで販売していたといい、横浜市の男性は23年10月~24年3月に約1000万円を売り上げ、彦根市の男性は23年7月~24年4月に約570万円を稼いだとみられるという。【柿崎誠】

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