24日午前7時ごろ、岐阜市鷺山の路上で「男性が刺された感じで、内臓が出ている」と通りかかった人から110番があった。岐阜県警岐阜北署によると、30~40代ぐらいの男性が腹部に傷がある状態で倒れており、岐阜市内の病院に搬送された。意識はあったという。男性は「刃物で切られた」と話しているという。
同署によると、男性は「切り付けたのは身長約165センチの男性で、黒い服に白のマスクを身に着けていた」「東の方向に逃走した」と話しており、同署は殺人未遂容疑で行方を追っている。現場付近からは刃物のようなものが見つかった。
現場は、JR岐阜駅から約4キロの住宅街で、岐阜北消防署そばの道路上。
近くの住民男性(74)は「朝8時前にゴミ出しに行くと、パトカーがサイレンを鳴らして続々と来て、事件を知った。4時半ごろから起きているが、叫び声や悲鳴などは聞かなかった」と不安げに話した。
小学4年の子どもがいる女性(42)は「学校から注意喚起のメールが来たが、子どもはいつも通り集団登校で行った。24時間ずっと人がいる消防署の近くで事件があったのは驚き」と話した。【荒木映美、稲垣洋介】