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あすから伏見稲荷大社で王将戦第2局 京都開催は60年ぶり

毎日新聞 2025年1月24日 20時14分

 藤井聡太王将(22)に永瀬拓矢九段(32)が挑戦するALSOK杯第74期王将戦七番勝負の第2局(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催、ALSOK特別協賛、囲碁・将棋チャンネル、立飛ホールディングス、森永製菓、名古屋鉄道協賛)が25、26の両日、京都市の伏見稲荷大社で指される。王将戦が京都府内で開催されるのは、大山康晴十五世名人(王将)が加藤博二九段(当時八段)を降して初の永世王将(通算10期)を獲得した1965年の第14期・第3局以来60年ぶり4回目。

 伏見稲荷大社は全国の「お稲荷さん」の総本宮。24日に到着した両対局者は、正式参拝した後、朱塗りの鳥居がズラリと連なる千本鳥居で記念撮影した。

 藤井王将の先勝で迎えた第2局。先手番の藤井王将は「永瀬九段は後手番の作戦も幅広いので、どういった展開になるか分からないが、8時間の持ち時間を有効に使って一手一手読みの入った将棋を指したい」と話し、第1局で強烈な攻めを見せた永瀬九段は「第1局を指して大分、修正点が見つかった。集中力の維持も大きくなるので、水準を高くして挑みたい」と巻き返しを誓っていた。

 対局は25日午前9時開始。午後6時に指し掛け時間となり、26日に指し継がれる。立会は久保利明九段、解説は高見泰地七段、記録は横山友紀四段が務める。【新土居仁昌、丸山進】

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