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5年ぶり2回目の「横歩取り」の戦いに 王将戦第2局、京都で始まる

毎日新聞 2025年1月25日 11時37分

 藤井聡太王将(22)に永瀬拓矢九段(32)が挑戦し、藤井王将が先勝して迎えたALSOK杯第74期王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催、ALSOK特別協賛、囲碁・将棋チャンネル、立飛ホールディングス、森永製菓、名古屋鉄道協賛)の第2局が25日、京都市の伏見稲荷大社で始まった。

 定刻の午前9時、立会の久保利明九段が開始を告げた。先手番の藤井王将はいつものようにお茶を一口含み、初手で2六歩と飛車先の歩を突いた。永瀬九段は3四歩と角道を開け、その後、「横歩取り」の戦いに進んだ。両者の横歩取り戦は5年ぶり2回目で、前回は藤井王将が勝った。

 永瀬九段は28手目の8八角成まで2分しか考慮時間を使っておらず、後手番ながら開幕戦同様、藤井王将を研究局面に誘い込んでいる。藤井王将は慎重に時間を使いながら対応している。解説の高見泰地七段は「最近の横歩取りは後手が厳しいと言われているので驚きました。永瀬九段は戦えると見て、やってみたのでしょう」と話した。

 持ち時間は各8時間。午後6時の手番が指し手を封じて、26日に指し継がれる。【新土居仁昌、丸山進】

第1日指し手(28手まで)

[先]藤井

[後]永瀬

❶2六歩  ②3四歩

❸7六歩  ④8四歩

❺2五歩  ⑥8五歩

❼7八金  ⑧3二金

❾2四歩  ⑩同 歩

<11>同 飛  ⑫8六歩

<13>同 歩  ⑭同 飛

<15>3四飛1 ⑯3三角

<17>5八玉1 ⑱9四歩

<19>3六歩11 ⑳4二銀

<21>3七桂6 (22)4一玉1

<23>3八銀9 (24)2二歩

<25>3五飛14 (26)7二銀

<27>9六歩3 (28)8八角成1

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