京都市の伏見稲荷大社で指されたALSOK杯第74期王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)の第2局に勝った藤井聡太王将(22)は、激闘から一夜明けた27日朝、スポニチ恒例の「勝者の記念撮影」で境内の名所、千本鳥居の朱の塗り替えを手伝った。
鳥居は光明丹(こうみょうたん)と呼ばれる赤色顔料で塗られており、藤井王将は、顔料が入った小さなバケツと、はけを手に撮影に応じた。稲荷山全体では、千本鳥居を含めて人が通れる鳥居は約5000基、小さなものも含めると1万基を超す鳥居があるという。
この後、おみくじを引いた藤井王将。初詣には行かなかったため久しぶりというが、書かれていたのは「凶後大吉(きょうのちだいきち)」。「最初に『凶』と書かれていたのでドキッとした」と苦笑い。しかし、「凶」の後は「大吉」ということでホッとしていた。
さらに、「勝負事」の欄は「しあはせ良(よろ)し」とあり、「おみくじは、書かれていることが良ければ信じます」とにっこり。2月5、6の両日、東京都立川市の「オーベルジュときと」である第3局にも気分良く臨めそうだ。【新土居仁昌】