タレントを引退した中居正広さん(52)と女性のトラブルに社員が関与したと週刊誌に報じられたフジテレビは27日、東京都港区の本社でオープン形式の記者会見を開いた。番組の打ち上げなどの会食の場に女性アナウンサーが同席することがあった点について港浩一フジテレビ社長は「気が進まない人もいたのではないか」と語った。報道陣との主な一問一答は以下の通り。【デジタル報道グループ】
――今、フジテレビの体質そのものに対して、批判や疑念の目が向けられている。(記者会見の)壇上にいる5人の方は、これまで、とりわけこの10年ほど、フジテレビの女性社員、とりわけ女性アナウンサーを意に沿わぬ形で会食の場に誘ったりしたことはなかったか。イエスかノーかでお答えいただければと思います。
◆(港氏)はい。女性アナウンサーが会食の場、番組の打ち上げですとか親睦会に。番組だけではなく、アナウンサーという仕事はいろいろな職場の人と知り合って知識を得るということも大事だと思っています。
そういう中で過去、女性アナウンサーが同席した親睦会や食事会というのは、ありました。そういう中で基本的に楽しく会食するわけですが、今、冷静に考えると、上位にある立場の人間が食事に誘ったときに、あまり気が進まなかった人もいたのではないかと。
ちょっと嫌だけど行かざるを得ないかと思って来た人もいたかもしれない。今になって考えますと、もう少し本人たちの意思確認とかをしっかりやっていかなければいけなかったなと思っています。
そういうのが企業風土の刷新みたいなことにつながっていくのかなと私は理解しております。