タレントを引退した中居正広さん(52)と女性のトラブルに社員が関与したと週刊誌に報じられたフジテレビは27日、東京都港区の本社でオープン形式の記者会見を開いた。フジとフジ・メディア・ホールディングス(HD)の取締役相談役を務める日枝久氏が会見に出席しなかったことについて問われた遠藤龍之介フジテレビ副会長は「会見に『来る』『来ない』よりも、それぞれがどう責任を取るかが重要」と述べた。報道陣との主な一問一答は以下の通り。【デジタル報道グループ】
――皆さんに対して日枝氏は何ら責任を取らないんでしょうか?
◆(遠藤氏)この数日間、さまざまなシーンで我々も総合的にいろんな話をしました。
辞める辞めないという話も。残るのか、残るとすればどういう形でどうなのか、社員説明会でもいろんなやりとりがあったことは、皆さまご承知の通りだと思います。
個別の局面でどういう会話があったということについては控えさせていただきますが、先ほど申し上げたように、それぞれ出処進退についてかなり濃厚な話をしました。
――日枝氏がこの会見に出ず、退任されないことをどう思いますか。
◆(遠藤氏)日枝がここに来る、来ないというよりも、今後、それぞれがどういう責任を取るかということが重要だと思っています。
嘉納(フジHD会長)と港(フジ社長)が退任した後、フジテレビは新組織になりますが、これはあくまでも暫定的なものです。
第三者委員会の報告というのがいつ出るかというのは私も存じ上げませんが、その時期を一つのめどにして役員がそれぞれ責任を取るべきだというふうに思っています。それは常勤役員全員に波及するものだと思います。