芸能活動を引退した中居正広さんと女性のトラブルに社員が関与したと週刊誌に報じられたフジテレビは27日、東京都港区の本社でオープン形式の記者会見を開いた。遠藤龍之介フジテレビ副会長は、自社CMを差し止めた広告主に対し、1月に公益社団法人「ACジャパン」の公共広告に差し替えた分の広告料金を請求しないことに触れ、「返金対応は極めて当然」と語った。報道陣との主な一問一答は以下の通り。【デジタル報道グループ】
――AC差し替え分の1月分のCM料金について、スポンサーに返金対応をすると報じられています。実際そういう対応を取られているのか、対応を決めた経緯についておうかがいしたい。あと、スポンサーの方々からの声も耳に入っていると思います。怒りなのか、嘆きなのか。
◆(遠藤氏)通常、AC差し替えというのは、例えば大きな災害が起きたときに全国で行うようなものでございます。今回のような単独の局、私どもだけがそういう対象になっているというのは、私も経験するのは初めてだと思います。
個別の理由でございますので、私どもの責任によりますから、返金対応と通常ない措置でございますが、それを取らせていただくのは極めて当然なのかなと思います。
クライアントの皆様からはさまざまな声をいただいておりますけれども、お叱りの声、ご心配の声をいただいております。たくさんいただいているのは、一刻も早くこの問題の概要を明らかにして、信頼回復に努めてほしいという声でございます。