29日午前2時半ごろ、水戸市酒門町の住宅から火が上がっていると119番があり、木造平屋建て住宅約50平方メートルを全焼した。火は約2時間半後に消し止められ、焼け跡から男女2人の遺体が見つかった。
近隣住民によると、この家には80代の夫婦2人が暮らしており、最近まで元気に生活していたという。水戸署によると、この2人と連絡が取れておらず、遺体の身元確認作業を進めている。
現場はJR水戸駅から南東におよそ4キロ離れた住宅や農地が広がる地域。近くに住む男性(52)は「2時半ごろ、外が赤くなっていて火事だと気づいた。雨が降っているようなパチパチという音がして、気づいたときは全部火の中に包まれていた」と不安そうな表情を見せていた。【西夏生】