東北最大級を誇る蔵王温泉スキー場(山形市)で冬の風物詩、樹氷が見ごろを迎え、大勢のスキーヤー、観光客らでにぎわっている。
樹氷は蔵王連峰の地蔵岳の山頂(標高1736メートル)から中腹に群生するアオモリトドマツに雪と氷が繰り返し付着してできる。
ロープウエーに乗り、「地蔵山頂駅」を降りると4メートルを超える迫力ある「アイスモンスター」と呼ばれる樹氷の数々が出現。一面に広がる自然の造形美に訪れた人たちは感嘆の声を上げていた。
運行する「蔵王ロープウェイ」によると昨年末から寒波が続いた影響で例年に比べ、今年は大きな樹氷になったという。2月23日までの金曜日から月曜日に夜間のライトアップが開催され、幻想的な姿を楽しむことができる。【竹内幹】