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天皇、皇后両陛下のモンゴル訪問調整 抑留犠牲者への供花など検討

毎日新聞 2025年1月30日 10時25分

 天皇、皇后両陛下が7月上旬にモンゴルを国際親善の目的で公式訪問されることを、両国間で調整していることが政府関係者への取材で判明した。大統領との会見や歓迎行事などに加え、モンゴル最大の祭典「ナーダム」の式典への出席や、旧ソ連に抑留されてモンゴルで亡くなった日本人の慰霊碑への供花も検討している。

 天皇陛下は皇太子時代の2007年7月にモンゴルを訪問している。その際もナーダムでモンゴル相撲や弓、競馬を観戦したほか、抑留者の慰霊碑に供花している。終戦後、旧ソ連の捕虜になった旧日本兵らのうち約1万4000人はモンゴルで抑留され、約2000人が現地で亡くなったという。

 日本とモンゴルは22年に外交関係樹立50周年を迎えた。22年11月に来日したモンゴル大統領夫妻は両陛下と皇居・御所で会見した。その際、大統領から両陛下をモンゴルに招待する発言もあり、天皇陛下は招待に感謝し、07年に訪問した際の思い出を話していた。【高島博之】

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