部下や同僚の3人を日常的に叱責するなどパワハラをしたとして、福岡県警は30日、警察署に勤務する男性巡査部長(44)を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にした。また、監督責任として同署の男性警部(59)と男性警部補(57)を所属長注意とした。
県警によると、巡査部長は2023年9月~24年10月、同じ係の男性巡査長2人と男性巡査部長に対し、書類の訂正などがあると「何で分からんの」などと執拗(しつよう)に叱責。巡査部長には書類を机にたたきつけ、ゴミ箱を蹴ったこともあった。
24年10月にハラスメント担当部署に情報提供があり発覚した。巡査部長は「部下や同僚が仕事でミスをすると、イライラを抑えることができず厳しく指導していた」と話しているという。【宗岡敬介】