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支援学校生が高校生にトイレ撮影されSNSに 「重大事態」に認定

毎日新聞 2025年1月31日 15時7分

 三重県の県立高校で昨年10月、知的障害のある男子生徒(当時17歳)がトイレの個室内にいる様子を他の男子生徒2人に撮影され、動画をSNS(ネット交流サービス)に投稿されていたことが31日、県教育委員会への取材で判明した。被害生徒は高校に併設された特別支援学校に在籍しているが、長期間欠席しているという。動画を撮影したのはいずれも高校に通う生徒だった。特別支援学校はこの事案をいじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」に認定した。

 県教委によると、被害生徒は高校と共用のトイレ個室内にいた際、ドアの下からスリッパを出し入れされていることに気付いた。ドアを開けたところ、ドアの前にいた男子生徒2人のうち1人に、便座に座る様子をスマートフォンで撮影され、その動画をインスタグラムに投稿されたという。

 翌日、SNSで動画を見た別の生徒から報告があり発覚。男子生徒2人は学校の聞き取りに行為を認め、そのうちの1人は「(被害生徒に)以前、嫌なことをされた」などと説明しているという。動画はその後消去され、県教委は「現時点で拡散は確認されていない」としている。

 県教委は早ければ2月にも第三者を含む調査委員会を立ち上げ、再発防止策などについて協議する。【原諒馬】

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