大阪府教委は31日、生徒らに対し「埋めるぞ」などと怒鳴り、生徒に精神的な苦痛を与えたなどとして、府立支援学校の男性教諭(32)を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分とした。処分は同日付。
府教委によると、男性教諭は2024年6月、ふざけながら着替えをしていた生徒2人に対して「はよせな埋めるぞ、ほんまいてまうぞ」などと怒鳴った。5月にも大声で別の生徒を怒鳴るなどし、叱られた生徒や言動を聞いていた生徒が「先生が怖い」として2日間欠席した。男性教諭は以前から大声で怒鳴るなどして指導を受けていた。また、同時期に通勤手当約11万円と計6日間分の休暇の不正受給が発覚した。
このほか、校内外で勤務時間中に喫煙していた大阪狭山市立中学校の男性教諭(45)と、女子生徒の脇腹をつついたりくすぐったりなどした岸和田市立中学校の男性教諭(27)を戒告、通勤手当の不正受給をした府立高校の男性教諭(32)を減給10分の1(3カ月)、府立高校の女性講師(47)を減給10分の1(1カ月)とした。いずれも31日付。【戸田紗友莉】