1年の無病息災を祈る節分に合わせ、和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」で1日、アフリカゾウ2頭(いずれも雌)に特製恵方巻きが贈られた。
特製恵方巻きはニンジン、サツマイモなどをハクサイで包んで、アカシアの枝で巻いたもの。この日は事前に応募した8組19人が贈呈役で参加。ゾウの飼育場付近でスタッフから飼育方法や餌の内容などについて説明を受けた後、アフリカゾウに向けて恵方巻きを差し出すと、ゾウは長い鼻で器用に受け取り、口に放り込んでいた。参加した御坊市の会社員、細田雅幸さん(32)は「ゾウが落とさずに上手に食べてくれて楽しかった」と話した。
また、マントヒヒの飼育スペースには、ジャイアントパンダの着ぐるみキャラクター「すみれ」が登場。節分にちなんで落花生をまくと、枝の上で待ち構えていたマントヒヒが器用に拾っていた。【大澤孝二】