椿大神社(つばきおおかみやしろ)(三重県鈴鹿市)で2日、節分祭の豆まき神事が行われ、大相撲の大関・琴桜が登場した。獅子堂前庭の特設舞台で、師匠で父の佐渡ケ嶽親方(元関脇・琴ノ若)や全国の年男・年女ら約80人とともに福豆や紅白の餅などを参拝者に向けてまいた。
椿大神社は琴桜の祖父でもある先代佐渡ケ嶽親方(元横綱・琴桜)と交流があり、節分祭には45年以上、佐渡ケ嶽部屋の力士らが参加しているという。
昨年は新大関として参加した琴桜は綱取りがかかった1月の初場所では5勝10敗と負け越し、3月の春場所は自身初のカド番で臨む。詰めかけた参拝者からは巻き返しを期待し、大きな琴桜コールが起こっていた。【村社拓信】