天皇ご一家は2日、東京体育館(東京都渋谷区)で「第50回記念日本車いすバスケットボール選手権大会」の決勝戦を観戦された。車椅子同士が激しくぶつかるスピード感あふれる試合を見守り、シュートが決まる度に拍手を送った。天皇陛下は試合後、両チームの選手らに「素晴らしい試合をありがとうございます」と声をかけていた。
決勝戦は「神奈川VANGUARDS」が「埼玉ライオンズ」を61-41で降して3連覇を果たした。ご一家は試合後に両チームの選手らと懇談。皇后雅子さまは競技用車椅子の進化や日々の練習について熱心に尋ねていた。
競技は男女混成でプレーできる。多くの男子選手に交じって活躍を見せた埼玉ライオンズの女子選手、財満(ざいま)いずみさんは愛子さまから「相手の選手をブロックして味方に道を作るプレーが素晴らしいですね」と声をかけられたという。取材に「具体的に評価してもらえてとてもうれしい」と笑顔を見せた。
ご一家は2017年の第45回大会の決勝戦もそろって観戦した。【山田奈緒】