NPO「本屋大賞実行委員会」は3日、「2025年本屋大賞」のノミネート作品10作を発表した。今年で22回目で、昨年大賞を受賞した宮島未奈さん(「成瀬は天下を取りにいく」)が2年連続、ノミネートされた。大賞は4月9日に発表される。
候補作は以下の10作(あいうえお順)。
「アルプス席の母」早見和真=小学館
「カフネ」阿部暁子=講談社
「禁忌の子」山口未桜=東京創元社
「恋とか愛とかやさしさなら」一穂ミチ=小学館
「小説」野崎まど=講談社
「死んだ山田と教室」金子玲介=講談社
「spring」恩田陸=筑摩書房
「生殖記」朝井リョウ=小学館
「成瀬は信じた道をいく」宮島未奈=新潮社
「人魚が逃げた」青山美智子=PHP研究所
本屋大賞は「書店の売り場からベストセラーをつくる」をテーマに設立、2004年に第1回が行われた。現役の書店員が投票で選ぶのが特徴だ。今回は2023年12月1日~2024年11月30日に刊行された日本の小説が対象で、全国の488書店、書店員652人の投票で候補作が決まった。【デジタル報道センター】