大阪府箕面市の店舗兼住宅で女性が縛られ現金を奪われた事件で、府警は4日、大阪市城東区の無職、坂本悠成容疑者(23)を強盗致傷と住居侵入の容疑で逮捕した。「借金の返済や生活費のためだった」と容疑を認めているという。
逮捕容疑は1月24日昼ごろ、箕面市箕面公園にある店舗兼住宅に侵入し、店主の女性(82)の顔や腕に布テープを巻いて縛るなどして現金41万円を奪ったとしている。女性は室内で引きずられ、擦り傷を負った。
府警捜査1課によると、坂本容疑者は2024年12月にも店舗の窓を割って侵入し、現金などを盗んだと説明。1月24日はこの窓を修理するために業者が訪れていた。
すでに店舗に侵入していた容疑者は、女性の孫を装って業者に対応。修理後に代金を請求されると、部屋に閉じ込めていた女性の粘着テープをはがして支払わせ、その後に残りの現金を奪って逃走したという。【林みづき】