千葉県市川市立小学校の更衣室で録画中のスマートフォンが見つかり、所有者の30代男性教諭が学校側の聞き取り後に死亡した問題で、同市教育委員会は4日、記者会見を開いた。勝山浩司教育長は「大変遺憾。誠に申し訳なく、深くおわびします」と謝罪した。警察の捜査に協力し、注視していくという。
市教委によると、1月22日、児童が録画中のスマホに気付き、別の教諭に伝えた。男性教諭が自分のスマホだと言い、一時持ち去ったという。その後、校長らと撮影内容を確認、3分ほどの動画に児童は映っていなかった。校長が改めて確認したところ、18分間の動画に、男性教諭がスマホを机にセットする様子や複数の児童が映っていたという。
男性教諭は盗撮について一貫して否定し、「どうしてそこにあるのか分からない」と話していたという。
男性教諭は同23日から出勤せず、同25日に家族から死亡したとの連絡があったという。【石塚孝志】