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東大阪の切断遺体 身元は容疑者と同じマンションに住む国交省職員

毎日新聞 2025年2月5日 10時48分

 東大阪市の山中で切断された男性の遺体が見つかった事件で、大阪府警は5日、遺体は国土交通省職員の神岡孝充さん(52)=大阪市中央区日本橋2=だったと発表した。神岡さんの遺体を放置したとして逮捕された容疑者と同じマンションの住民で、府警は容疑者が神岡さんの殺害や遺体の損壊にも関与したとみて追及する。

 司法解剖で神岡さんは2024年12月28日ごろに何者かに殺害されたことが判明。窒息死の疑いがあり、府警がDNA型鑑定などで身元の特定を急いでいた。

 関係者などによると、神岡さんは国交省航空保安大学校(大阪府泉佐野市)で会計課長として勤務。12月27日午後3時ごろにリモートでの勤務を終え、休暇で海外にいる妻に会いに行く予定だった。しかし、連絡が取れなくなり、妻らが府警に相談していた。

 また府警は、神岡さんの遺体の頭部を大阪市内で発見したと明らかにした。東大阪市の山中で25年1月25日に胴体や両腕、両脚が発見されていたが、頭部が見つかっていなかったという。

 府警は神岡さんと同じマンションの別の階に住む無職、大木滉斗(ひろと)容疑者(28)を死体遺棄の疑いですでに逮捕。「神岡さんの遺体を遺棄した」と容疑を認めている。府警は神岡さんが亡くなった経緯も知っているとみて調べる。【林みづき、斉藤朋恵】

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