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王将戦第3局 角換わり、藤井王将は右玉へ 午前で早くも50手超え

毎日新聞 2025年2月5日 11時51分

 藤井聡太王将(22)に永瀬拓矢九段(32)が挑戦し、藤井王将の連勝で迎えたALSOK杯第74期王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催、ALSOK特別協賛、囲碁・将棋チャンネル、立飛ホールディングス、森永製菓、名古屋鉄道協賛、東京都立川市、立川市教育委員会、立川商工会議所後援)の第3局が5日午前9時、立川市のオーベルジュときとで始まった。先手番の永瀬九段は角換わりの戦型に進めた。

 前日からこの冬一番の寒波が到来し、抜けるような快晴の立川では霜が降り、氷点下の朝を迎えた。対局者は対局場に付属した宿泊施設で夜を明かし、床暖房の利いた対局室に永瀬九段、藤井王将の順に入室した。先手番の永瀬九段が角換わりに進め、腰掛け銀模様になったが、藤井王将は6二玉と右玉に構え、永瀬九段は8八玉と入城した。

 解説の中村太地八段は「藤井王将は、激しい展開にならないように相手の飛車先から遠ざかり、永瀬九段は手をかけながら玉を囲いました。互いに様子見の展開が続きそう」と話す中、両者の手は止まらず、午前中で早くも50手を超えた。

 持ち時間は各8時間。立会は青野照市九段、記録係は吉田響太三段が務める。午後6時に封じ手時刻となり、6日に指し継がれる。【丸山進】

指し手(54手まで)

[先]永瀬

[後]藤井

<1>六歩  (2)8四歩

<3>2五歩  (4)8五歩

<5>7六歩  (6)3二金

<7>7七角  (8)3四歩

<>98八銀  (10)7七角成

<11>同 銀  (12)2二銀

<13>4八銀  (14)3三銀

<15>4六歩  (16)6二銀1

<17>7八金  (18)1四歩1

<19>1六歩  (20)7四歩2

<21>4七銀  (22)7三桂1

<23>6八玉  (24)6四歩

<25>3六歩  (26)6三銀

<27>3七桂  (28)6二金

<29>9六歩  (30)9四歩

<31>4八金  (32)8一飛

<33>6六歩2 (34)5二金2

<35>5八金21 (36)6二玉2

<37>6九玉1 (38)5四歩7

<39>7九玉1 (40)4四歩2

<41>5六銀1 (42)4二銀1

<43>8八玉1 (44)4三銀3

<45>2四歩1 (46)同 歩

<47>同 飛  (48)3五歩1

<49>4五歩2 (50)2三歩1

<51>2六飛  (52)4五歩1

<53>3五歩  (54)8六歩1

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