藤井聡太王将(22)に永瀬拓矢九段(32)が挑むALSOK杯第74期王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)の第3局。「オーベルジュときと」(東京都立川市錦町1)は、昨年に引き続き対局会場に選ばれた。藤井王将が2日目、6日の昼食に選んだ「かじか出汁(だし)ラーメン」は前回もオーダー。総合プロデューサーの石井義典さん(53)は「1年で進化した味を、藤井王将に楽しんでもらえらたら」と喜んだ。
ラーメンに使うカジカ節は、それまで廃棄されていた「オクカジカ」に「ときと」のスタッフが試行錯誤を重ね、カジカ節として完成させた。前回の対局では、挑戦者の菅井竜也八段が2日連続でオーダーして話題となった。定番メニューの一つだが、日々、研究は欠かせないという。藤井王将の2年越しのオーダーに石井さん「料理人冥利に尽きる」と喜んだ。【デジタル編成グループ】