東京都立川市のオーベルジュときとで5日から指されていたALSOK杯第74期王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)の第3局は6日、藤井聡太王将(22)が挑戦者の永瀬拓矢九段(32)を降し、開幕戦から無傷の3連勝で4連覇に王手をかけた。
第4局は15、16の両日、大阪府高槻市の山水館で行われる。【丸山進】
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藤井王将の話 1日目は7七歩(67手目)と受けられてどうまとめればいいか分からなかった。4四同玉(114手目)は危険だが、簡単には寄らないと思っていた。中段玉が危ない形で最後まで分からなかった。
永瀬九段の話 封じ手8一飛は選択肢に入っていなかった。6五歩(96手目)の時は少し指せていてもおかしくないと思っていたが、終盤は差が付いてしまい、経験値が足りていない部分があった。