第65回「毎日・北九州フォーラム」（北九州地域懇話会、毎日新聞社主催）が6日、北九州市小倉北区のJR九州ステーションホテル小倉であり、同市出身の俳優、光石研さん（63）が「映画と僕と、北九州」と題して講演した。
光石さんは高校在学中の1978年に映画「博多っ子純情」のオーディションを受け、主演に抜てきされてデビュー。以後、さまざまな役柄を演じ、名バイプレーヤーとして活躍している。2019年には「デザイナー 渋井直人の休日」で第15回コンフィデンスアワード・ドラマ賞主演男優賞を受賞した。
光石さんは、同市八幡西区の黒崎地区で18歳まで過ごした思い出などを振り返り「北九州にはフィルムコミッションがあり、エキストラの方も現場を盛り上げてくれる。（仲間から）『北九州はいい』と言われると誇らしく思った」と語った。今後について「まだまだ俳優としてやりたいことがいっぱいあるので、それをやりつつ、活動の幅が広がっていけばいい」と話した。講演後には参加者から映画や北九州に関するさまざまな質問が飛び、光石さんの軽妙なトークに会場は盛り上がった。【反田昌平】