7日午後4時ごろ、福岡県苅田町鳥越町の日本機設苅田工場で、点検中のタンクが爆発したと119番があった。作業に当たっていたのは男性2人で、うち同県行橋市の自営業、松田和夫さん(70)が死亡、別の1人が意識不明の重体。近くにいた他の男性作業員2人も足にけがをしたが、命に別条はないという。
県警行橋署によると、タンクは直径4メートル、長さ6メートルの円柱形で、爆発前は空のタンクに空気を入れて穴がないか確認していた。4人はいずれも社員ではなく、外部から派遣されていた。日本機設のホームページによると、同社はセメント設備をはじめとする大型機械プラントの設計や改造、メンテナンスなどを手掛けている。
現場は北九州空港から南西約5キロの工場地帯。【井土映美、松本昌樹】